こんにちは☀️おおべ歯科医院です🦷

本日は、前回の投稿の続きになります。
私自身(技工士)が実際に経験した、同じ歯が何度も二次虫歯になり、最終的にセラミックを入れたお話です😊
少し長くなりますので、適度にお付き合いいただけたらと思います☺️
よろしければ、前回の投稿も是非ご覧下さい!

遡ること十数年前…
小臼歯と呼ばれる4番目と5番目の隣り合う2本の歯が同時に虫歯になりました。
この頃お世話になっていた歯医者さんで最初の治療を受けます。
4番目の歯は虫歯がとても深く、神経ギリギリだと言われました😨
「二次虫歯になったら神経を取らないといけないかも」と言われたくらい深かったです。。
●虫歯が大きかった歯は、ハイブリッドインレー
(保険外の白い詰め物で、樹脂にセラミックを混ぜたもの。保険の樹脂より強いですが、セラミックより柔らかい。現在のハイブリッドに比べ、強度は弱かったです)
●もう一本の歯はCR
(保険でできる、樹脂を詰めて光で固める治療)
2回の通院で治りました。

治療して半年経った頃、せんべいを食べているとガリッ!と嫌な音が…。
噛んだ衝撃でハイブリッドインレーが割れてしまいました😨
すぐに歯医者に行きました。
先生は、インレー(詰め物)ではなく、隣の歯と同じくCRをしてくれました。

その後何年も特に不調はなく過ごしていました。
…が、4年くらい経ったある時、以前治療した歯に違和感が…😱

その時は別の先生に診てもらいました。
以前治療してもらったどちらの歯も、詰め物の下で二次虫歯になっていました😭
次に痛くなったら神経を取らないといけないかも…と言われていたので、痛みはなかったもののすぐに診ていただきました。
幸い神経を残して治療してもらうことができて安心しました😌
次に二次虫歯になったら、今度こそ神経の治療になるかもしれない…それだけは絶対に嫌だ…!!!
その思いから、2本ともセラミックの詰め物を入れました。

私は歯並びも噛み合わせも悪い上に、硬いものも容赦なくガジガジと噛むので、その後も同じ場所の詰め物が割れましたが、年単位で経過していたにもかかわらず、詰め物の下が虫歯になっていることはありませんでした。
信頼している歯科技工士さんに毎度作っていただき、現在は割れたりというトラブルもなく使い続けています😁

二次虫歯の怖いところは、前回削った場所から虫歯が進行していくことです。
歯の根っこから上の部分は、
・硬い「エナメル質」
・柔らかい「象牙質」
の2層構造になっていて、象牙質の更に下に「歯髄(神経)」があります🦷
小さい虫歯が痛くない理由は、硬いエナメル質の範囲に留まっているからです。
水が滲みたり、噛むと痛い場合は、エナメル質を通り越して象牙質まで虫歯になっていることが多いです。
この場合は麻酔をします💉
象牙質は柔らかいので、象牙質まで虫歯菌が侵入すると進行するスピードが早くなります。
虫歯が歯髄に達してしまうと激痛を伴い、神経の治療が必要になります。

私の場合は、初めて虫歯がわかった時、すでに歯髄のすぐ近くまで虫歯でした。
二次虫歯がわかった時は、ただでさえ歯髄の近くだったものを更に削って虫歯を取り除く必要があったので、削っている最中に神経が出てきて根の治療をしなくてはいけなくなるのではないかとビクビクしていました😨

被せ物よりも詰め物から二次虫歯になる場合が多いので、詰め物を入れる際はセラミックの詰め物をおすすめしております😊
特に金属の被せ物をしていて何年も歯医者で検診を受けられていない方は、症状がなくても金属の下で二次虫歯になっていることもありますので、ぜひ検診にいらしてくださいね🦷