破折ファイル除去の症例
こんにちは☀️おおべ歯科医院です🦷
本日は、破折ファイル除去の症例をご紹介します😊
『破折ファイル』
破折ファイルとは、神経の治療中にファイル(根管内を清掃するための器具)が折れてしまい、根管内に取り残されてしまったファイルのことです。
初めて来られた患者様のパノラマを撮影すると、破折ファイルが残っていることがあります。
破折ファイルが残っていると、洗浄や消毒、最終的に入れるお薬をしっかりと入れることができません。
そのため、違和感が残ったり感染の恐れがあります。
患者様の主訴は「違和感がある」とのことで、お痛みは特に感じておられませんでした。
レントゲンを撮ると、破折ファイルによる違和感だとわかりました(⭕️部分)。
↓こちらは、除去した破折ファイルです。
5mm以上ある長いファイルを無事に除去することこができました✨
まだ破折ファイルを取り除いただけで、根の中を洗浄したり、神経に代わるお薬を入れたりと根の治療は続きます。
破折ファイルを取り除くためには、機器や器具、高い技術と時間が必要です。
当院は、根管治療に力を入れておりますので、マイクロスコープや多数の超音波チップを用意しています。
1回の診療につき1時間程度かけて地道に破折ファイルを除去していきます。
もちろん回数がかかることもありますし、根管の形状や状態によっては更なる治療が必要になることもあります。
違和感や痛みなど、気になる症状がある時はいつでもご相談ください。